An Extraordinary Egg(びっくりたまご 3びきのかえるとへんなにわとりのはなし)

友だち・友情がテーマの絵本

『An Extraordinary Egg(邦題:びっくりたまご 3びきのかえるとへんなにわとりのはなし)』は、レオ・レオニ(Leo Lionni)による温かくユーモラスな英語絵本で、子どもの想像力、好奇心、友情の大切さを描いた作品です。

英語絵本「An Extraordinary Egg」の紹介

あらすじ(Summary)

物語の主人公は、ジャンネット(Jessica)というとても好奇心旺盛なカエル。

彼女はある日、湖のそばで真っ白な卵を見つけます。それを村に持ち帰ると、他のカエルたちはそれを「ニワトリの卵だ!」と信じて疑いません。

卵からかえったのはなんと小さなワニの赤ちゃん。でもカエルたちはそれが「ニワトリ」だと思い込み、まったく疑いません。赤ちゃんワニもまた、ジャンネットのことを「ママ」だと思い、2匹は仲良く過ごします。

やがて、本当の母ワニが現れてワニの赤ちゃんを連れて帰ることになりますが・・。物語はとても温かく、感動的な形で締めくくられます。

感動的な場面

  • カエルたちが「これはニワトリだ!」と信じて疑わず、大きな違いを受け入れてしまう場面。
  • ワニの赤ちゃんがジャンネットに「ママ」と言うシーン。種の違いを超えて育まれる絆に、思わず心が温まります。
  • 最後に赤ちゃんワニが別れ際に言う一言が、読者の心に静かに余韻を残します。

子どもの想像力を刺激する描写

  • 「卵から何が出てくるんだろう?」というワクワク感。
  • カエルがワニを“ニワトリ”だと思い込むユーモアと、そのまま受け入れてしまう柔軟さ。
  • カラフルでコラージュ風のレオ・レオニ独特のアートスタイルが、子どもの想像を豊かに広げます。

心地よいリズムやフレーズ

  • 短くリズミカルなセンテンスが多く、読み聞かせに最適。
  • “She was a very curious frog.”のような繰り返しや明快な英文が、リズム感と安心感を生み出します。
  • 言葉の選び方がやさしく、英語学習にも向いている語彙が使われています。

まとめ

『An Extraordinary Egg』は、「違いを恐れず受け入れることの大切さ」や「無邪気な思い込みの面白さ」、そして「思いやり」を優しく伝えてくれる絵本です。子どもはもちろん、大人が読んでもハッとさせられる一冊です。

英語絵本「An Extraordinary Egg」の英語学習法

英語表現・文法・単語

よく出てくる基本単語

単語意味学習ポイント
extraordinary並外れた、すごいタイトルでもあり、子どもに覚えてほしい形容詞。発音にも注目。
curious好奇心旺盛な主人公Jessicaの性格を示すキーワード。
egg絵本を通して何度も登場し、記憶に残りやすい。
frogカエルメインキャラクターで、動物名学習に◎
chickenニワトリ実際にはワニとのギャップが面白い。
crocodileワニ最後に正体が明らかになる重要単語。

使える表現・フレーズ

  • “She was a very curious frog.”
     →「彼女はとても好奇心旺盛なカエルでした。」
     → 形容詞の強調(very curious)+名詞(frog)の基礎構文。
  • “Look what I found!”
     →「見て!見つけたよ!」
     → 日常でも使える感動表現
  • “You are not my mother.”
     →「あなたは僕のお母さんじゃない。」
     → be動詞の否定文。簡単ながら感情がこもったセリフ。

発音のコツ

  • extraordinary は「エクストラオーディナリー」と読むのではなく、ナチュラルスピードだと
     →「/ɪkˈstrɔːrdəneri/(イクストロー・ダネリ)」のように聞こえることが多いです。
     → お子さんには「extra + ordinary」で分けて発音させると覚えやすいです。
  • curious は「キュリアス」と発音します。
     → “cu-“ の部分を「キュー」と伸ばすと自然なリズムに。
  • Look what I found! はテンポよく。
     → “Look”を強調して元気よく読むと感情が伝わります。

読み聞かせの方法

1. 感情を込める
  • Jessica(カエル)の無邪気な好奇心は、声のトーンを明るく・軽やかに。
  • ワニの登場シーンでは、少しゆっくり&重みのあるトーンにするのがおすすめ。
2. クイズ形式で楽しむ
  • 「この卵の中には何が入ってると思う?」
  • 「この“chicken”ってほんとにニワトリかな?」
    → 子どもと会話しながら読むことで、英語表現も自然と身につきます。
3. 繰り返しを活かす
  • 同じ表現が何度も出てくるので、2回目以降は一緒に読ませるのも効果的です。
  • 例:「She was a very curious frog.」→ 一緒に言わせる練習にぴったり。

おまけ:英語学習ポイント

  • この絵本では、be動詞の文・形容詞の使い方・命令文・否定文など、英語の基礎が自然に学べます
  • 文が短く、リズムがよく、絵で意味がわかるので、初心者にも理想的な学習素材です。

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